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甲殻類アレルギー

更新日:2024年6月22日



1概要


甲殻類アレルギーは、エビやカニ、ロブスターなどの甲殻類に対するアレルギー反応を引き起こす状態です。食物アレルギーの中でも特に重篤な反応を引き起こすことがあり、特に成人に多く見られます。甲殻類アレルギーは一度発症すると一生続くことが多いため、注意が必要です。




2症状


甲殻類アレルギーの症状は摂取後数分から数時間以内に現れます。


1. 皮膚の反応: 蕁麻疹、皮膚のかゆみ、発疹

2. 消化器症状: 吐き気、嘔吐、胃の痙攣、下痢

3. 呼吸器症状: 鼻づまり、鼻水、くしゃみ、喘息

4. 全身症状: 頭痛、めまい

5. 重篤な反応: アナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下、意識喪失)


アナフィラキシーショックは生命に関わる緊急事態です。迅速な対応が求められます。


3対処法


甲殻類アレルギーの対処法は、アレルギー反応の予防と緊急対応に分かれます。


予防


 1. 食品ラベルの確認: 甲殻類が含まれている食品を避けるため、常に食品ラベルを確認する。

 2. 外食時の確認: レストランでの食事時には、甲殻類が含まれていないか確認する。

 3. 交差汚染の防止: 調理器具や調理場所の交差汚染を防ぐ。


緊急対応


 1.エピネフリンの携帯: 緊急時にはエピネフリン自己注射器(EpiPenなど)を使用する。

 2. 医療機関の受診: アナフィラキシーショックが発生した場合は、直ちに医療機関を受   診する。


4 生活の質を向上させるために


1. 教育と啓発: 自身と家族、友人にアレルギーについて教育し、理解を深める。

2. サポートグループ: 同じアレルギーを持つ人々との交流を通じて情報交換を行う。

3. 定期的な医師の診察: アレルギー専門医の診察を受け、適切な管理を行う。


1分で学ぼう!〜甲殻類アレルギーに関する豆知識〜


1. 加熱しても無効

多くの人が知らない事実として、甲殻類のアレルゲンは加熱しても無効化されません。したがって、調理された甲殻類でもアレルギー反応が起こる可能性があります。


2. シェルフィッシュとフィッシュの違い

シェルフィッシュ(甲殻類や貝類)とフィッシュ(魚)は異なるアレルゲンを持つため、甲殻類アレルギーの人でも魚は安全に食べられる場合があります。ただし、個々のアレルギー反応は異なるため、専門医と相談することが重要です。


3. アナフィラキシーの早期兆候

アナフィラキシーショックの初期兆候には、口や喉のかゆみ、唇の腫れ、胸の圧迫感があります。これらの兆候が現れたら、直ちにエピネフリンを投与し、救急車を呼ぶことが必要です。


List of references

(n.d.). Shellfish Allergy. Johns Hopkins Medicine.

(n.d.). Shellfish Allergy: Symptoms and Causes. Mayo Clinic. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/shellfish-allergy/symptoms-causes/syc-20377503

(n.d.). Shellfish Allergy. American College of Allergy, Asthma, and Immunology (ACAAI). https://acaai.org/allergies/allergic-conditions/food/shellfish/

(n.d.). アナフィラキシーガイドライン. 日本アレルギー学会. https://www.jsaweb.jp/uploads/files/Web_AnaGL_2023_0301.pdf

 
 
 

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